慰霊祭

昨年も書いた、例年の医局行事です。
みんなでお寺に行き、みんなで般若心境を唱えます。
ご住職がこの一年間に旅立たれた患者さんの名前を読み上げご供養します。
その間に我々は、お焼香をして、読み上げられる患者さんに思いをはせます。



ここしばらくは息子さんが読経されていたのですが、本日はご住職(父)が登場。
闘病生活を終え、無事に復帰されたご様子です。そんなご住職の言葉には、
経験した者が悟った重みを感じます。ありがたさも重みがあります～

あわただしく毎日目の前のことで精一杯の我々ですが、
じっと読経に耳を傾け、一年間を振り返り、気持ちを新たにしました。

｢死｣は誰にも訪れる。その死をできるだけ良いものにしたい。
そのためには、死につながる｢生」が良いものでなければならない。
われわれは、その｢生｣を少しでもその人らしく過ごしていただけるように、
ありとあらゆる方法を学んで、最大限お手伝いしたいと、気持ちを引き締めた良い慰霊祭でした。