上野直人さん

実は先日紹介した本の著者である上野直人先生からコメントをいただいているのですが、
これはかなりうれしい驚きです。皆さんにも上野先生のことを知っていただきたく、
簡単ですがご紹介させていただきます。

上野先生はアメリカはテキサス州にある
M.D.アンダーソンがんセンターという屈指のがんセンターで活躍されています。
特徴はチームでがん患者さんの治療に当たることです。
日本の医療現場ではまだ実現できていないこともたくさんあり、
上野先生が日本へ足を運び教育活動をされたりもされています。
上野先生のコラムもありますので参考にされて下さい。
http://www.teamoncology.com/column/column_ueno.php4?f=070125.inc

でも、こういう優秀な人材がアメリカに流れていってしまうというのは、実に惜しい。
日本の医療界、何とかしないと。。。 予算をきちんとつけて、専門職の育成にも力を入れて、
マンパワーも補充して、啓蒙活動に、、、。医者を告訴して責任押し付けてる場合じゃないよなぁ。
あれ、人の話題のはずが愚痴になっちゃいそうなのでこのへんで。

お、今日の朝日新聞にも上野直人さんとりあげられてました！

通勤用の車について

職場の駐車場で、職員が通勤に使う車で衝撃的なものを見つけた。
颯爽と快調に飛ばしながら通勤。窓を開けて気持ちよさそう。お気に入りの愛車なんだと思う。
ベテラン看護師さんが運転してた。
後で聞いたら車の名前は「べんつ」だそうだ。
車種はわからない。真っ白で個性的な通勤用の車。
一般的には｢けいとら」と呼ばれている。
実は、私もちょっと乗ってみたい。。。

栗本薫さん

実家の母からの荷物の中に、いつもの「グインサーガ」の新刊が入っていた。
いつもの通り「あとがき」から読み始めた。
すると・・・。驚いた。なんと閉塞性黄疸←下部胆管がんと書いてあるではないか！
で、ネットで栗本薫さんのサイトを見ると、経過記録が書いてあり、
病名は膵臓がんで術後に化学療法を受けられていると。

グインサーガは自分が高校生のころからず～っと読み続けているシリーズであり、
シリーズとともにこの２０年ちょっと歩んで来た・・・と言ったら言いすぎかな。
ま、でも本当にず～っとお付き合いしている本です。
栗本薫さんが乳がんを克服されたことは知っていたが、まさか膵臓がんとは。。。
どうか、どうか、回復して、無事に過ごされますように。
グインサーガ、ずっと読んでいたいです。

久しぶりの休日・鳴子温泉郷

桜も咲いたし、久しぶりにかいけパパが帰って来た週末。

車を北上させました。途中で「感覚ミュージアム」に寄り道。

なかなか楽しめました。

真剣に自然界の音を聞くかいけ。

途中の道の駅でおやつに「玉こん」を入手。

さて、目的地はこの橋を渡ってもう少し西へ。

そう。ここは鳴子。名物はこけしです。街の中にたくさんのこけしがあります。

このレトロなセンスがたまりません。今回の目的地は中山平温泉。pH9.6のアルカリ泉です。

目的の温泉。足元で男湯と女湯がつながっています。それに、

なんとのぞき穴がついています。

と言うか、衝立は形だけで、男湯と女湯は自由に行き来できます。
お湯の質はさすがpH9.6！すごいぬるぬる感がたまりません。
帰りには一皮むけたかいけ一家でした。

最後の一口

この前の院内の勉強会で栄養士さんが言っていてとても印象に残ったこと。
それが、この「最後の一口」です。
自分が他界する前、最後に食べたいものって何だろう。
ご病気で食事が食べられない患者さんが多いので、食べること（＝生きる活力）
については、いつも頭を悩ませています。

今日私の受け持ちの患者さんが永眠されました。
今までご病気で食欲がなかったのに、今日はご家族が差し入れて下さった
お鮨を７貫召し上がったそうです。うれしそうに話してくれました。
そして、その後急変され、それが結局最後の一口になりました。

最後にご家族の差し入れてくれたお鮨を、おいしい、うれしいと
召し上がった患者さん。亡くなったのはとても残念なことですが、
「良い最後の一口が召し上がれてよかった」。。。
ご家族に思われて、ご家族に囲まれて、
生前いかにご家族を大切にされていたのかがわかる、胸に沁みるお別れでした。

最高の医療をうけるための患者学

今これを読んでます。
医療者が読んでも勉強になります。
患者さんの気持ちになりながら読むのが難しいですが、
できるだけ患者になった気持ちで読むようにしています。

迷宮美術館

テレビで放映されていたそうです。
本で初めて知りましたが、とても面白いです。
絵がますます好きになりますし、絵を見る時の気持ちがちょっと変わります。
夏に開催されるフェルメール展、行きたいな。

Enchanted

休日にかいけとカウチポテトで見ました。
シンデレラと白雪姫と眠り姫が一緒くたになったおとぎ話。
ま、エンターテインメントとしては良いんじゃあないでしょうか。
いろいろ考えずに、ただただHappyな気持ちで見ることが大切です。

IMDbによると王子さま役の方（Hairsprayに出てた）、
彼がバスの上に乗ってた時のバスの広告が、なんと・・・。
など、遊び心を探すのもまた楽しです。
もう一人のヒーロー役の方、Sweet Home Alabamaでは
恋に破れた役だったので、今回はめでたしめでたしでほっとしました。
いえ、別に役柄がそうだと言うだけですが・・・

口は災いのもと

昨日は新患担当だったかいけママ。
新患担当日は左のカルテの山をさばいて、右に積み上げていく時間勝負の仕事です。

朝、まず最初にざっと紹介状に目を通し、重症度と予約の順番で診察の順番を決めます。
次に、一人ひとりの患者さんの現病歴、既往歴、家族歴、アレルギー歴、生活歴等を聴取します。
身体所見を取り、必要な検査をオーダーします。結果を確認し、治療方針を決定します。
お薬を出したり、診断がつかない時は精密検査の予定を立てたり、重症の時は入院の手配をしたり。
山の様な仕事をどんどん判断してこなしていかなくてはなりません。予約以外にも飛び込みの
患者さんが来てさらにプレッシャーがかかります。

正直、集中力と瞬発力を要する気合いと体力と根性の仕事です。疲れます。
で、スタッフ廊下で看護師さんとの会話です。
かいけママ「何とかさん検査結果出た？」
看護師さん「まだです。」
かいけママ「何とかさんは写真撮って来た？」
看護師さん「まだです。」
かいけママ「じゃあ、待ち時間に◎△□さんをやっつけちゃおうか。」
看護師さん（反対側の診察室を指差して小声で）「◎△□さん、こちらで休まれています。」
かいけママ「・・・・・・」
看護師さん「（やっつけるではなく）診察する、ですよね。」

患者さんのご家族「ずいぶん和気あいあいとお仕事しているんですね。」
かいけママ「はぁ、まぁ。すいません。。。楽しく仕事させていただいています。」
壁に耳あり、障子に目あり。。。

どんなに忙しくても、やっつけ仕事はいけません。

ごしゃぐ

このごろよく耳にするこの言葉。
怒るとか叱るとかいう意味らしいです。