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2018年に念願のRYT200修了しました♪職場でヨガ部活動中♡日々自分の体を使って、いろんな動きやポーズを練習中です
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たとえば進行がんの患者さんで、緩和治療を行ったら残された時間が半年あると仮定する。
その患者さんに適切な化学療法を行ったら、半年が2年に延びるとしよう。

しかし、親戚の人が「とても良い治療」があると聞いてきて、「免疫療法」を受けるように強く勧めた。
患者さんが「とりあえず受診してみたい」と言うので、お勧めしないがと断って、紹介状を書いた。
免疫療法医に「この治療は時間がかかる。効くまでに半年ほどかかる。
いったんは悪くなったように見えるかもしれないが、半年続ければ効果を表す。」と
自信たっぷりに言われ、すっかりその気になって、受診したその日にもう“治療”を受けてきた。

患者さんは私の外来に来て
「免疫療法を受けることにした。しかし、そこの医院にはCTがないので、CTはこちらで撮ってくれないか。」と。
私「まぁ、それくらいならしかたありませんね」、と請け合う。「化学療法は併用できませんよ。
それにしても、できる治療があるのに、免疫療法というのはやはりお勧めしないですけど。」
そして「免疫療法」を繰り返すうちに患者さんの症状はだんだん進行してくる。

患者さん「あそこが痛い、ここが痛い。ここが具合悪い。」。私の外来に来て訴える。
免疫療法医では鎮痛剤を出してくれないようで、仕方ないから鎮痛剤などを処方する。
私「こんなにしんどいのに、まだ免疫療法に通っているのですか?もう一回考えた方がいいのでは?
  このままでは、化学療法のタイミングを逸して、私のところに来てももう治療再開できなくなりますよ。」
患者さん「半年治療しないと効かないと言われたので、(効くまでは)まだなんです。」
しょっちゅう受診されるので、さすがに困り果てて、往診医のチームに応援を要請。
今日は往診医から入院の要請があり、往診医に依頼した手前、入院を受け入れました。

しかし、患者さんはまだ免疫療法を続けるつもりです。
症状も増悪し、CTでは、明らかな進行がありますが・・・。
私「正直に言います。免疫療法は効いていないと思います。それでも続けるのであれば、
  我々のところで治療を受けている患者さんのための入院病床ですので、
  免疫療法を受けているあなたは、そちらの主治医のところで入院をするべきです。」
患者さん「でも入院の施設がないのです。」
(それだけじゃなくて、緩和治療もしてくれないし、われわれに何の連絡もないことが問題。)

どう考えても、きちんと責任を持って最期まで診る意思がないように思う。
しかも高額の自費診療。どうやって患者さんに説明しているのか拝見してみたい。
6か月も続けていたら、6か月しかない余命が終わってしまう。
標準治療をしていたら得られたであろう1年半を失い、高額の“治療”費を失い、後悔が残る。

以前戻ってきた別の患者さんは、「だまされた」と受診のたびに私に、他医への恨み言を繰る。
でも、まぁその方は幸いふたたび治療を再開することができたけど。毎回恨み言を聞くのはうんざり。
こんなことが日常茶飯事で、まじめに診療することが時々あほらしくなる。
免疫療法すべてを否定するわけではないけれど、患者さんの命の時間、質、
そういうものを第一に考えるためには、正しい情報を提供することが大切だと思うのだが。
それとも、「正しい」情報が立場によって違うのだろうか…。

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