今度こそ・・・

常勤の職場では、悪性腫瘍以外は診ない。
非常勤の職場でも基本的には、悪性腫瘍以外診ない。
しかし、非常勤の職場では、以前働いていた関係から、良性疾患の方がちらほらいる。
徐々にそれぞれの患者さんを専門の先生にお願いしてきたけど、なぜか他の先生に振っても
また返されてしまう患者さんがいた。それは、宣教師夫婦の患者さん。

彼らはアメリカ出身で、日本にもう50年以上住んでいる。
日本に帰化していて、日本の名前で呼ばれている。
しかし、金髪碧眼、見た目と名前が不思議な感じ。
日本語はとてもお上手、だけど、やはり日本語より英語が楽らしい。

私はいくらアメリカにいたと言っても、英語で診療していたわけではない。
分からない表現もたくさんあって、出来るなら忙しい外来、日本語で済ませたい。
最初彼らは日本語で話してくれていた。でも、表現に詰まると英語がぽろっと出る。
そこで聞き返さなかったのがいけなかったらしい。
「こいつには英語でしゃべってやろう」という気になったらしく、
いくら日本語でしゃべっても、英語で返ってくる。
お～～～～の～～～～!!!!

他の患者さんが待ってるのに、焦るじゃあないですか～
しかも、彼らはどこにも悪性腫瘍を持っていない～
何で私が診てるのよ～～～～～!!!

で、今回たまたま所見があったので、某内科の先生に
治療を依頼して、ついでに、ご夫婦二人とも丸投げしちゃいました。
今度こそ、、、。
某内科のU先生、末永くよろしくお願いいたします。
頼んだよ～～～～～～!!!

・・・こう思うと、母国語以外で診療している人って、めちゃめちゃ偉いな。