新幹線の中で読もうと駅の本屋さんで何げなく手に取った一冊。
ベストセラー作家でも、自分には何となくしっくりこない作家がいる。
その逆に、他の人が何と言おうと好きで、追いかけて読んでしまう作家もいる。
普段は医療関係のフィクションはほとんど全く読まない。
何故って疲れるし、あら探しばかりしてしまうから。
そんな私が思わず手に取り、最後まで読み、ついには追いかけてしまった作家さん。
モルヒネの不当な扱いには納得がいかないけど…。
話自体は特別どうこうと言うわけじゃあないし、どちらかと言うと尻切れトンボで、
う~ん、そこで描写やめちゃうの?なんだけれど。何と言うか、この作者の人柄、
賢さ、強さ、清廉さ、頑固さ、そんなものがじわ~っと伝わってくる。
一筋縄ではいかない作者の人柄を想像し、文章には透明感、誠実さが感じられる。
この作者さん自身の中に何かとても大きな葛藤があるのかな~?
随所に織り込まれる芸術への親しみも、たまらないスパイスになっている。
というかそこが私の気に入ったところかも。イメージを駆り立てる音楽、絵画。
ちょうどかいけのピアノの先生が、「肘をぶつけて、日常生活には何でもないけど、
ピアノを弾く時は指の一本が違う。」という話をしていたりして。
iPodにはちょうどバッハのパルティータを入れたところだったし、
何となくタイムリーだったというのもあるかも。偶然なんだけど、小憎らしいくらい。
医療者の無力感。とくに緩和医療をする医療者たちの温かさと冷たさ。
熱意とあきらめ。一生懸命現実を生きているのに感じている虚無感。
割り切り言い聞かせる、そしてできることに全力を注ぐ。死が日常になる。
それを想像だけで書いたとしたら、大したものだと思います。
好き嫌いはあるかもしれないけど、私は好き。
そしてそれが何となく嬉しいと思わせてくれる作家さんです。
その部分だけ視界が見えなくなることがあった。
しばらくすると治まるのでほったらかしにしていたが、
気にはなっていた。そこで今日たまたま神経内科の先生と
職員食堂でお昼同席したので、聞いてみた。
話を聞き終えた神経内科の先生、ニヤニヤしながら、
「その後頭痛くならない?」
「どれ位の時間続く?」
で、診断がついちゃった。
「migraine aura without headache」
「医学部では習わないね~」
もちはもちや。すごいなもっちー先生。
私はなにやさん?自分の喘息も診断できずに10年も苦しんだし~
偏頭痛の前兆っていう診断がついて安心して満足してたら、笑われちゃった。
?ほっといていいかと思ったら、薬がちゃんとあるんだって。
確かに、視野の一部だけど、見えなくなるのはやばいよね。。。
診断ついたら治った気になってしまった私でした。
追記:同僚から、偏頭痛は脳梗塞の危険因子!って情報を聞き、
ちょっとヤバいかも~って思っています。ちゃんと神経内科受診しようかな。
表紙からもうかがい知れますが、「女子」の気持ち満載です。
最初に感じたのは文章が現在形で、初めてだったので気持ち悪かったです。
でも、途中から、過去形の文章よりも臨場感があって、熱い感じがしてきました。
あと、時制がはっきりしているので、理解しやすいし。
最後には、何で他の本は過去形なの?まで思っちゃいました。
言葉の選び方が丁寧で、知らない単語もあり、何回か辞書を引きました。
内容は、女の子の気持ち満載!遠い目をしちゃいました~。
いやぁ、いいですね。懐かしいなぁ。そんな年代のころもあったっけかな。
共感できる自分を見つけて、若いころの自分が懐かしくもかわいく思い出されました。
主人公は、教育も受けていて、仕事も持っていて、良い友達もいて、
しっかりと自分を見つめていて、決して見失わない。前向き。ポジティブ。
とても好きです。この主人公。それに比べて男子の微妙なこと!
主人公の旧友もまたこれが嫌なキャラクターでいいですね~。
カウチにごろんと寝っ転がって、気軽に読めます。
…それにしても、ニューヨーカーの夏の週末の過ごし方のうらやましいことと言ったら!
アメリカでの週末を思い出しました。今の生活は心の栄養が足りない。
かいけ先生からコンクールのお誘いをいただいた。
しかし、先生曰く
「中学生は1年生と3年生の実力の差が大きい(かいけは一年生)。
全国大会に行けるのは1人か2人。他の子たちは部活や学校行事には参加せず、宿題などを
おろそかにしてもピアノを練習しているだろう。友達と遊ぶことよりもピアノを優先しているだろう。
そういう子たちの中に混じって参加することになる。でも、(先生としては)出場するのならば
賞を取ってもらいたいし、今までと同じには練習できない。」と。
せ、先生、中学一年生、しかも中総体の選手に選ばれて、勉強にも手を抜かず、
帰国子女の英語レッスンをうけている文武両道(書いてみるとすごいな)かいけに、
さらにプレッシャーをかけるのか~。かいけすっかりうつむいてしまった。
ピアノを一番に考えて欲しい立場の先生。何事にも手を抜きたくない完璧主義のかいけ。
さて、どうなることやら。あ、でも先生はかいけにピアノだけの子にはなってもらいたくないって
おっしゃっており、その辺はちゃんと分ってくださっているようですが。
ちなみに、「よそのお宅は親がかかりっきりのところもあります。お母さんはどう考えますか?」
かいけママ「すみません、うちは親が忙しいので、他のお宅みたいにはできませ~ん。」
う~ん。でもさ、親がずっと一生付いていてあげるわけにはいかないんだし、
子供は手を引いてもらうより、自分の足で歩く方法を教えてもらった方がたくましくなるんでないの?
・・・って、親業さぼる口実?しょうがないんで、かいけママこう言っておいた。
かいけママ「でも幸い、いいピアノがあって(この先生と一緒に選んだ)、
いい先生がいるので、かいけはとても恵まれていると思いますよろしくお願いします」
ま、かいけ、今はいっぱい伸びることができる時期なんだから、
一生懸命やればきっとぐ~んと成長するよ~!牛乳飲んで頑張ろうね
自分には別に必要なものはないし、かいけもそれ以外特に必要なものはない。
かいけは「柄物」が好きじゃないので、いろいろある商品には興味を示さないはず。
ところが
なぜか気がつくと買い物かごがいっぱい。
半そでパーカー、長そでパーカー、かわいい室内着、トムとジェリーのジェリーTシャツ。
なぜかかいけママもアネッサとコラボのUV二ットアンサンブル。らくちんそうな室内着。
老若男女、かわいいのが好きな人もシンプルが好きな人も、何色が好きな人でも、
何となく気にいる商品があることがすごい。恐るべし。
ということで、我が家の衣服のユニクロ率、非常に高し。
行ってきました!コルテオ仙台公演。
かいけ一家にとってはシルク・ド・ソレイユ4公演目です。
今までツアーの公演は常設の公演よりもイマイチかもって思っていたのですが、
なんのなんの。コルテオは豪華でした~
コルテオの意味も知らず出かけたのですが、“葬列”という意味だそうです。
死や葬式という言葉が何度も出てきました。
今までの公演と違って、「意味をなす言語」が使われていたのも驚きでした。
舞台の構造も独特だし、音楽を演奏する方がすぐ近くにいるのも新鮮でした。
何と言っても演技はいつも本当に驚きの連続です。
眼の前で行われていることが信じられないったらありゃしない。
まず演技が「レベル1」の内容で行われ、次に「レベル10」の内容で観客を喜ばせ、
そこで普通終わりなんでしょうが、シルクではその次に
表情一つ変えずに「レベル100」の演技を見せてしまう。
圧巻でした。次のチャンスがあったらまた行きますよ!!!
帰り道、空を見上げたら天体ショーが
忙しかったけど、充実した日曜日でした。
読み始めは1950年代のアイルランドの描写が続き、正直時代感が違って読みにくかった。
主人公が移民してBrooklynに住み始めるところから俄然魅力的に。。。
主人公の持ち前の健気さ、まじめさ、思わず応援したくなります。
http://kaienooheya.xxxxxxxx.jp/vacations/NewYorkCity.htm
かいけ一家がエリス島を訪ねた時のことを思い起こしました。
エリス島は移民の玄関口。1954年まで、そこで移民たちの書類やら健康状態をチェックしたそうです。
移民の人たちは、アメリカに大きな希望を持ってやってきたという時代。
そんな時代背景に思いをはせながら読んでいくと、移民たちがホームシックを乗り越えて頑張った様子、
後半のアイルランドに一時帰国した時の周りの主人公を見る見方がよくわかります。
終わり方は、そうなってほしいと思った選択をするけど、なんだかさっぱりと終わりました。
ま、この主人公が何を大事に考えているかがよく表れていて、これはこれでいいと思います。
しかし、物足りない私は、この後のことを想像して、頭の中で勝手にハッピーエンドにしちゃいました。
ところで、この作者、細やかな描写に女性だと信じていましたが、なんと!
アイルランド出身の男性で、写真を見て驚きました。
追記:こかいけへ。アイルランドの地図載せとくね。
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いつの間にやらかいけは大学生。
全く手がかからなくなり、趣味に邁進中。
ヨガと体作りにすっかりはまりました~
日々マイペースに楽しんでいます♪