最後のレッスン

英会話の個人レッスンも、最後のレッスンとなってしまいました。
アメリカに来た当初から習い始めて、この先生には２年と９ヶ月お世話になった計算になります。
途中からかいけパパもレッスンに通い始めて、家族ぐるみのお付き合いをさせていただきました。

さて、最後のレッスン。去る者よりも送る者の法が辛いというのは本当です。
先生は、朝から心理療法士のカウンセリングに行って、どうやってさようならを
言うか相談した来たといいます。レッスン中にも涙ウルウルの先生。。。
レッスンの後は、何の予定も入れないようにした、一人でベッドに入り、
くだらない雑誌をめくって、今夜は淋しさと向き合うとおっしゃってました。

そして、最後のレッスン。「今日は特別なことをしましょう」ということで、
カラフルなカードを並べられ、「好きな色を選んで」。カードを選ぶと、
「アメリカから持って帰るものを書いて」。で、アメリカ３年間に経験したこと、
感想等をずらずらと書いた。

次のカードを選ぶと、今度のお題は。
「先生がかいけママから受け取って、アメリカに取っておくもの」
「かいけママが先生から受け取って、日本に持ち帰るもの」
お互い交互に発表しあう。

難しいお題だ。ふたを開けてみると、私が受け取ったのは
「アメリカサバイバルのための心得」「友情」
先生が受け取ったのは
「アメリカでサバイバルしようとする職業人の強さ」「家族愛」
ということになった。う～ん、私が通っていたのは「英会話」の先生だよな???
振り返ってみると、アメリカ生活の土台を支えてくれたのは、
この先生の教えと励ましによるところが大きいと気づかされたのでありました。

いつか日本に旅行するのが夢だという先生。
いつかお金がたまったら御招待するねという私。
本当に実現する日が来るといいな。先生、お世話になりました！