昨年Eragonを読んだと書いたが、
ゆるゆると読んでいた第二巻Eldestをやっと読了。
はぁ、もったいない。読み終わっちゃった・・・。分厚い本を読み終わると
何だか淋しい感じがします。最終巻が待ち遠しいです。
批評を読むと「既存のストーリーや名称と酷似している」とか、「読む前から展開がわかる」とか、
ひどい人になると「盗作」とまで書いていますが、私としては、まずます面白かったです。
スターウォーズを知らないから良かったのかな?
最初の300から400ページは展開がゆるゆるとしていて、読むのに結構時間がかかりました。
そこからの半分は広げた物語をどんどんまとめに入ってくるので、
なかなか楽しめました。何よりこの作者のいいところだと思うのは、
登場人物がすがすがしくて暖かいことだと思います。作中の悪人も憎めないです。
成長中の主人公の心の葛藤も「若いってい~な~」とほほえましく読めました。
また、主人公が、物事の見方を変えて、前向きに捉えようとする姿も好感が持てました。
魔法の先生から投げかけられた、「悪い王様の支配を、彼の立場から正当化する」
と言う課題、気になります。これに対して、作者はどんな答えを用意しているのかな?
第3巻では、種を超えた人間・小人・妖精・龍・妖怪?怪人?(日本語だとなんていうのかうまい
訳がわかりません。)が協力し、共存する世界を描くことが出来るのでしょうか?
何となく、心温まる終わり方になるようなそんな期待を持っています。最終巻、待ち遠しいです。
思い切って購入してしまいました。
アメリカの画家John Singer Sargentの画集。
あちらこちら美術館を巡るうち、妙にエキゾチックで美しい絵だなあと思う絵がありました。
気をつけて名前を見てみると同じ画家さん。それがこのSargentです。
さすがに人気がある様で沢山画集が出ています。どれにするか、、、
全部買えればいいんですが、そうも行かないので、図書館で借りて比較してみた結果、
この画集に決めました。自分へのクリスマスプレゼントです。
Amazonで割引で販売していたので今回はAmazonでオーダー。
届くまでに2週間ほどかかるとのことなので、まさにクリスマスにぴったり。届くのが待ち遠しいです。
この休暇中に読破したのが、"Eragon"と言う本です。
本のホームページはこちら→The Inheritance Trilogy, by Christopher Paolini
図書館で何気なく表紙に惹かれて借りてみてびっくり。作者は1983年生まれの若者です。
Eragonを書き始めたのが15歳とか。19歳の時ハードカバーの本として出版され、
本はベストセラーになったそうです。驚いたのですが、何と映画化され、12月15日公開だそうです。
日本でもほぼ同時に公開されるようですね。
作品自体はとっても読みやすく、話の展開も早いので、すぐに物語の世界に入れます。
既存の作品と類似していると言う批判もあるようですが、ドラゴン、小人、魔法、冒険、妖精、戦闘などなど
ファンタジーの王道を行っていると言うことでしょう。主人公の少年の成長物語と言う側面もあります。
出だしは「指輪物語」よりもとっつきやすいです。(私は「指輪物語」に挫折しています。。。)
「ハリーポッター」よりも文章が素直で読みやすいです。
逆に言うと、「ハリーポッター」の様な文章の味わいは薄いですが。
さすがに「ゲド戦記」のような深い意味を持った作品ではありませんが、
作者が若い方であれば、これはだんだん備わって来ると期待して、
みずみずしい感性と若さを楽しみましょう。残念ながら私は「スターウォーズ」は読んだことも
見た事もないので、2作を比較することが出来ません。
さて、三部作第二弾の"Eldest"も図書館から借りてきました。
非常に分厚く、持ち歩くのに筋トレが出来そうな重さです。幸い一章ずつは短いので
ゆるゆると読んで行くことにします。
日本の両親から誕生日プレゼントが届いた。
物価の高い日本から、なんとももったいない、ありがたや。
いつもいつもありがとうございます。
さて、内容ですが、誕生日プレゼントのジャケット。どもども。
かいけパパに柿の種。(今回は新潟産。本格的。)ビールにたまらない。
かいけに小学三年生(雑誌)。旅行のお土産の小物。じゃがりこ。かいけ大喜び。
リクエストしていたごま塩、モズクスープ。
かいけママに「グインサーガ 110巻」。
グインサーガ 第110巻ですよ。110巻!
いやぁ、栗本薫さん、あなたはすごすぎます。
読み始めたのが20年前。未だに面白いですもの。
外伝とアンオフィシャルの外伝(別の出版社からのやつ)合わせたら一体何冊になるんだろう?
130から140冊くらい行ってるはず。う~ん。すばらしい。
今晩は早めにシャワー浴びて、久しぶり(と言っても、先日補習校図書室から借りたので、
そんなでもないか。。。)の日本語の本の読書タイムです!
日本語補習校の図書室で借りている本にはまってしまいました。
「風の大陸」 by 竹河聖さん
アトランティスを舞台とした冒険、ファンタジー小説です。
たぶん子供向きだと思います。挿絵やカバーは思わず引いちゃうイラストです。
日本にずっといたら恐らく手に取ることはなかったと思います。
登場人物はほとんどみんな美形だという設定で、いかにもという感じだし。
それが、活字に飢えている為にとりあえず一冊だけ読んでみたところ・・・
読み始めてみるとこれがなかなか面白い。字が少ないので、どんどん読めちゃいます。
今、恐らく一番盛り上がっているところに到達しました。
今週末、補習校で続きを借りてこようと思っています。
しかし!補習校には最終巻がない!
う~~~~~!!!日本に帰るまでお預けです。これは辛い。
ま、でも、最終巻の手前までが一番面白いらしいので、まぁ、いっか。。。
世界平和のメッセージ、人の心の成長、そんなテーマがこの小説の魅力です。
北朝鮮にも翻訳して届けてあげたいです。
またまた父の本棚から送ってもらった本です。
「松風の家」 宮尾登美子著
思い出しましたが、私は高校の時から裏千家を習っていました。
大学を卒業するまで続けて、仕事を始めたら忙しくて、すっかり遠ざかっていました。
高校生の時文化祭でお茶会をしました。その時にお茶の先生が
「皆さんお疲れ様でした。とてもよい会になりました。お茶会が終わったあと
片づけをおろそかにしがちですが、このお祭りの中できちんと片づけをしていた
生徒さんがいることに気づきました。この生徒さんを素晴らしいと思いました。」
と言うような講評を下さいました。その年、部長をしていた私は、
準備をしたり、お茶会がつつがなく進むことばかりを考えていて、
裏方の方にまで十分目が届いていませんでした。正直うかれていたんだと思います。
先生の言葉で誰が本当に心配りが出来る人なのか、目を覚まされました。
それを機会に、常に、縁の下の力持ちが本当の力持ちなんだと考えるようになりました。
大学生の時のお茶の先生は、金満政治家的な先生で、途中で投げ出すことの嫌いな私も
耐え切れずに退部してしまいました。その後知人の紹介である先生に
弟子入りしました。この先生からはお茶だけでなく、禅語や心得なども
教えていただきました。茶道の「道」はただついているんじゃないんだなぁと
色々勉強になりました。この先生の教えは一生ものだと思います。まだまだ道は
はるか先まであり、いつか時間が取れたら続きを勉強したいなぁと思っています。
本当は、忙しい時こそ一服のお茶をいただき心を鎮める時間を持つのが理想なんですが。。。
で、話は戻りますが、この本は明治から大正時代のある茶家の様子を
一人の女性を軸に描いたものです。どこまでが実話に基づいているのかはわかりませんが、
茶家の歴史を後世に伝えていく苦労もさることながら、その家に生まれ育ち、
歴史ある家の一員としての心構えには居住まいを正される思いがしました。
アメリカで暮らしていて忘れないようにしようと思っている日本のよさ、
改めてかみしめた作品でした。
やけに人物像がリアルなので調べてみたところ、
実在しました!モデルとなった女性。
上村松園さんという画家さんで、明治・大正・昭和と生きた方です。
作中に登場する絵画の数々、題名となった「序の舞」も実在するそうで、
それらの絵画もこの小説に息吹を与えているようです。
日本語補習校の蔵書や、父の愛読書を何冊か読みましたが、
宮尾登美子さんの作品では「蔵」「天涯の花」 「天障院篤姫」
正直どれもきれい過ぎる生き方の女性たちで、
彼女達の生き方に共感をすることができませんでした。しかし、
「序の舞」、この主人公は違います。
必死に生きる姿が、生き生きとしています。
男性社会、恵まれすぎた才能、孤独、挫折、葛藤、母の惜しみない理解と協力。
自分のやりたいこと、大好きなこと、一生かけて達成したいこと、
そんなことが人生の早い段階で見つかった人は、
もしかしたら人よりも辛いことはたくさんあっても、
やはり、そうでない人よりも幸せなんだと思います。
さて、自分の好きなこと。まだ良くわからなくて、
毎日必死なようなそんな気がします。
今は、信じて進む時期だと思っています。
そして、前を向いて、感性を磨いておきたいものです。
"Memoirs of a geisha" by Arthur Golden 「(邦題)さゆり」を読み終わりました。
とてもよく調査されているためか、全く違和感なく本の世界を楽しめました。
ちょっと抜書きを。
(まめは)"......Those of us with water in our personalities don't pick where we'll flow to.
All we can do is flow where the landscape of our lives carries us."
(ちよ)"I suppose I'm like a river that has come up against a dam, and
that dam is Hatsumomo."
(まめは)"Yes, probably that's true," she said, looking at me calmly.
(まめは)"But rivers sometimes wash dams away."
・・・運命は大きな力で決められている。しかし、(望めば)道を切り開くことは出来る。
(まめは)"Neither you nor I can know your destiny. You may never know it!
Destiny isn't always like a party at the end of the evening. Sometimes it's nothing
more than struggling through life from day to day."
(ちよ)"But, Mameha-san, how cruel!"
(まめは)"Yes, it is cruel," she said. "But none of us can escape destiny."
・・・運命とは時に残酷であるが、運命からは逃れることが出来ない。
(チェアマン)"You seemed so desperate, like you might drown if someone didn't
save you. After Pumpkin told me you'd intended that encounter for Nobu's eyes,
I made up my mind to tell him what I'd seen. And when he reacted so angrily...
well, if he couldn't forgive you for what you'd done, it was clear to me he was
never truly your destiny."
・・・運命の人とは、どんなことが有っても赤い糸で結ばれている。なんかこの句を思い出しました。
「瀬をはやみ岩にせかるる滝川の われても末に逢はむとぞ思う」 by 崇徳院
いや~、映画では分からなかったことがすっきりしました。
もう一度映画を見てみると味が分かるやも知れません。この原作、かなりお勧めです。
女性はしたたかに、しなやかに、たくましく生きて行くべし!・・・などと改めて思ったのでありました。
2006.5.15
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いつの間にやらかいけは大学生。
全く手がかからなくなり、趣味に邁進中。
ヨガと体作りにすっかりはまりました~
日々マイペースに楽しんでいます♪