職場で早くも送別会

まだ一月あるんですけど・・・
もう送別会やお花を頂戴してしまいました。
ちょっと複雑な気分。

中央処置チームからはかわいい花を、

病棟からは大人のお花を頂きました。
ありがとうございました♪

真実は人を傷つけない、かも？

今おいでいただいたいる臨床心理士さんが3月いっぱいでおやめになる。
その3年分のお仕事の総集編ということで、今日セミナーをしてくださった。
一期一会の気持ちで、心をこめて患者さんの声に耳を傾けてくれていたことに
なんだか胸がいっぱいになった。ご栄転とはいえ、さみしいです。
後任の方に期待！

その彼の一言、「真実は人を傷つけない」。
告知についてのアドバイスを求められた時の答えでした。
うん。そうなのかも。
誠実に真実を伝えれば、きっと受け止めてもらえると信じるしかないよなぁ。
我々の科では告知率はほぼ100％。真実を、誠実に語っているつもりです。
そして、語るからには責任を持って、きちんとその方とご家族に寄り添う覚悟です。

でも、やっぱり重い「真実」。
心理士さんの言葉を聞いて、「明日からも誠実に頑張ろう！」と襟を正したセミナーでした。
今までお世話になりました。新しい職場でもご活躍をお祈りしています！

東京出張

今日は東京出張でした。
お天気が良く、あたたかく、花粉もいっぱいでした。
シンポジウムは午後だったので、少し早めに東京に到着し、
ブリヂストン美術館に寄り道しました。


結構空いていて、ゆっくり楽しめました。
幅広いコレクションで大満足です。
さて、八重洲口から自由通路を通って丸の内側に移動です。
お堀でのんびりお昼寝している鳥さんを眺めつつ、会場に向かいます。

シンポジウムでは、熱心な発表の余り時間オーバーで、
特別講演は新幹線の時間となってしまったため聞けずに残念でした。
自分とは違う立場の方のお話が聞けたのがとっても良かったです。
ちょっと見聞が広まった気がします。明日からの診療に役立てたいです。

次の一歩

かいけママの転勤が決まりました。
今の病院に勤めて2年。
久しぶりの日本、久しぶりの現場で自分なりに奮闘しました。
どれくらい仕事ができていたのかはよくわかりませんが、とにかく、
必死な毎日で、あっという間だったような気がします。

そこへ転勤のお話。正直、今の病院は大好きなので、
ちょっと後ろ髪惹かれましたが、いろいろな事情を考えると
受けるしかありません。そして、折角なので次の一歩につなげたいと思います。

現在の上司の一言。（頭を抱えながら）、
「（かいけママがいなくなって）どうやって生きていったらいいんだ？」。
複数の要因があることはあるのですが、それでも自分の仕事を
思ったよりも評価してもらえていたのかな？と思うと頑張った甲斐があるなぁと思います。
・・・あぁ、でも上司の胃潰瘍と髪の毛が心配になって来ました。
本当に尊敬できて、気持ちよく働ける良い上司に巡り合えたと思います。

新しい職場に移る不安はありますが、ま、誠実に仕事をするだけです。
そして、着実な一歩につなげたいと思っています。

ヴァレンタイン

職場で看護師さんにチョコを貰いました！

しかも、「もらえないかもと思って」と、わざわざそ～っと渡してくれた人もいました。
今までは、男性の医師にしかチョコはなくって、いつも淋しくうらやましく見ていました。
こんなやさしいスタッフのいる職場で働けて、とっても幸せです！
皆さんありがとうございます

40.000Km!

２００７年４月から通勤を始めて今日で４万キロを超えた。
これって地球一周。
よく通ってるなぁ。
自分にお疲れさま。

東京出張

日帰りで東京に行ってきました。
神経内分泌腫瘍の講演会でした。
大変勉強になり、満足満足。
帰り道、昔沿線に住んでいて、よく乗っていた
都営三田線に乗りました。大手町で新幹線に乗り換えようと思ったのです。

しかし！

三田駅で電車が止まってしまいました。
大手町で煙が出て、警察と消防が調査していて、しばらく電車が動かないとのこと。
さて、新幹線発射まであと４０分ほど。焦ります。
でも、よく考えたら、三田駅は田町駅の目の前のはず。
駅員さんに聞くと、徒歩５分とのことでした。
折角なので、駅員さんに「振替乗車票」を頂戴しました。
記念にパチリ。


何とかぎりぎり新幹線に間に合いました。
あぁ焦った。
久しぶりに運動した東京出張でした。
今調べたら、電車は３０分ほど止まっていたそうです。
運転再開まで待っていなくて良かったです。

送る

今週は、年末も近いためか（？）たくさんの患者さんを見送った。
なんだか「おくりびと」とか言う映画があったそうで、ご遺体を扱う手が大変美しいというのをどこかで読んだ。

今週のお見送りの時の葬儀社Aさん、ご遺体に対して敬う心が手に現れていて、大変丁寧で安心してお送りできた。

別の葬儀社Bさん。ベテラン看護師さんからは「仕切り屋さん」「ホストさん」と呼ばれている。
束でお線香をつかみ、丸ごと火をつける。片手で火がついた線香の束を持ちながら、片手で顔の布をはがす。
ご遺族に号令をかけ、整列させ、火をつけた煙草を渡すように怪しい手つきで次々お線香を渡す。
ちゃかちゃかぎゅうぎゅうとご遺体を固定し、ガタンガタンと運ぶ。。。

プロならプロとして、ご遺体には敬意をもって、家族には優しさを持って接してほしい。

手が4本？

処置をする為に看護師さんに「手袋をお願いします。」と頼んだところ、手袋を4枚出してくれました。

・・・私の手は4本あるのか？

別の看護師さんにこのことを話したら、（スティッチみたいに、お腹から）「ここから生えるんでしょ？」。

・・・いつから私はモンスターになったんだ？

腫瘍内科？

一般的には、医師はそれぞれ専門的に診る臓器がある。
かいけパパなら心臓血管系。
胃腸、脳神経、肺、腎泌尿器、肝胆膵、筋肉や骨、皮膚、
目鼻耳口、婦人科などなど臓器の数だけ専門がある。
内科医には形ある臓器ではなくて、免疫、ホルモン、代謝、血液などの専門家もいる。

さて、じゃあ腫瘍内科は何をしてるの？
・・・う～ん、これといって臓器がないのだ。

頭頚部がん、リンパ腫、肺がん、食道がん、乳がん、骨髄腫、卵巣がん、
胃がん、大腸がん、肉腫、原発不明がん、すい臓がん、胆のう胆管がん、
胎児性腫瘍、悪性黒色腫、転移性とつくところは肝臓でも骨でも脳でも。
転移性で膜のつくところは腹膜、胸膜、心膜転移なども。最近はいろいろな薬が出てきて
腎がんや肝がんも診る機会が増えてくるかもしれない。緩和治療に心のケア。
在宅調整に地域連携。

う～ん。節操無いぞ。何が専門なんだ？

今日入院した患者さんのご家族は、「たらいまわしにされて、誰に相談したらいいかわからない」と。
つまり、もともとは婦人科がんで、転移が泌尿器科で、痛いところは整形外科で診てもらっていたというのだ。
…まあ、あちこち受診するのでは大変でしょう。そして、誰も自分が主治医として責任を取らないらしい。
う～ん。病気が転移したら、臓器の数だけ主治医が必要なのか？？？

もしかして、そんな患者さんのためにも腫瘍内科が必要なのかな。
私たちは、主治医という考え方じゃなくて、治療チームという考え方で、
みんながそれぞれ連携とって協力しているので、こんな患者さんにはいろんな手を差し伸べることができる。
臓器じゃなくって、ひとりの患者さん丸ごと診る。ま、そう答えればいいか。