最後の最後まで…

来週の月曜から金曜まで休暇をいただいた。
前後の土日を休みにして9連休！などという甘い期待、はしてはいけない。

明日もバリバリ救急外来の日直ですぞ。
かいけパパも仙台市の救急診療所でお仕事。

う～。その分休みはリフレッシュするぞ！！！

力尽きた・・・

いつも大体一日で50人/日くらい患者さんの来る救急外来。
ま、一人で全部見るんじゃなくて、小児科の先生と外科の先生と、
研修医の先生と、看護スタッフと、コメディカルスタッフと、
みんなで協力するんですけど。

なんか今回は多い気がしつつ、ま、働きましたよ私。
なんか救急車も多い気がするけど、目の前に患者さんがいるので、
とりあえずこなしましたよ。

5人入院させて、そっちの家族説明やら同意書、病棟の指示出し、
補液や検査のオーダー、救急外来と同時進行はつらいわよ。

で、17時15分の定時になんて全然終わらなくて、
気がついたら20時30分。まるまる12時間労働。
で、精も根も尽き果てて、当直の研修医の先生と、科の当番の先生に
報告して、「後よろしく！」って帰ったわよ。

・・・・・・帰り道、あと少しで仙台だったのに。。。
鳴りました。私の携帯。
自分の患者さんの急変でした。
Uターンしましたとも。はい。
で、また病院。病院→Uターン→病院。一時間のドライブなり。

で、患者さんが落ち着いたのを確認して、帰路についたのは
日付が変わる頃。
食事ができなかった私に、やさしい看護スタッフが
おいしいおうどんくれて、感激で充電の値がちょっと戻りました。

おうちに帰ったら、かいけパパが中トロ残しといてくれて、
おいしく頂きました。またまた充電の値ちょっとアップ。

で、今日はかいけパパが日当直に出かけました。
本日仙台七夕の前夜祭、花火大会だとか…。

あ、ちなみに救急外来に来た患者さん結局70人/日くらいだったです。

人が増えた

やった！というわけで、今日から後期研修医の先生と、2年目研修医の先生が
われわれのメンバーに参加されました。いらっしゃいまし～♪
いや、相当うれしいっす。期待しています。楽になるかな？これから。
時間がなくて勉強が全然できなかったけど、今月から後は勉強の時間を取るぞ！
あと、若者のエネルギー吸収っす！！！

憂鬱

今週末からまの3連続週末日直が始まる。
その後一週とんで、もう一度週末日直。。。

当直を辞退させていただいているので、日直が倍当たるのは仕方がないけど、
連続だとちょっと憂鬱です。どろどろしたのとかややこしいのとか、いっぺんにとか
そういうのがないといいな。おっと、噂すると誰か聞きつけるといけないから、黙っておこう。

せめてお天気が良くて、みんなが行楽に行って、病院になんて来ないといいなー。

きっとこの病院をやめる頃には、かなりたくましくなってるんだろうな。この私でも。
その日を夢見て、がんばろ。はぁ。

ストレス、ストレス、ストレス

いやはや忙しい。
勉強するどころか、机に向かう暇もない。
ひたすら仕事に追いまわされてる。
勉強したい。勉強しなきゃ。勉強させてくれ～。

家に帰れば帰ったで家事。かいけの要求に答え、また家事。
かいけパパが忙しくなった分、家事の負担も自然と増える。
仕方ないけど、しんどい。家事が終わるとぐったり。

でも、仕事は楽しい。生きてるって感じがする。
世の中の役に立っていることを実感できる。
自分の存在意義があるような気がする。
日々患者さんから、仕事の同僚から、いろんなことを吸収してる。

後は勉強の時間を捻出して、何とかプール通いができればストレスも
飛んで行くんだけどな。あ、ホームページほったらかし。
新しいラップトップが来たらやるからそれまでオアズケ。
・・・って、なんかもうめんどくさくなってきてるんだけど。

毎日一生懸命

今診させていただいている患者さんは、スーパーエリートの内臓をもってらっしゃる。
101歳の女性二人。明治生まれ。90歳の男性。ほかの方も８０代。平均年齢８０以上だと思う。
皆さん立派なご病気を持っていらっしゃるけれど、精神的にお元気。
特に１０１歳のお二人はとっても生命力にあふれている。

どの方も一筋縄ではいかなくて、一人で２人から３人分くらい問題を抱えている。
合併症だったり、転移・再発だったり、家庭環境だったり。
でも、タフな精神力とお若い内臓で乗り越えられそう。。。
こっちが負けそうです。だって、予想を超越したことが起こるのですもの。
脳梗塞のまひから回復したり、意識のないところからおしゃべりするまでになったり、
難病と重い重いご病気を持っていらっしゃってもおしゃべりしだすと止まらなかったり、、、。

タフな精神とエリートの内臓を持つ患者さんたちに負けないように、
タフに頑張りたいけれど、ちょっとお疲れのかいけママでした。はぁ。

一回り

「◎△どしの会」なるものが職場に存在するらしい。
で、入れていただけることに。
メンバーは、と、が～ん！！！
今年の新しい研修医の先生、なんと干支が一緒。
一周りの違いでございます。
う～ん。どおりでかわいいと思った。

診断は迷宮入り

先週入院した患者さん。
全身がすごいむくみ。見える所だけでなく、見えないところにもたっくさん
水がたまっており、かなり全身状態が悪い。

みんなで知恵を寄せ合った。
循環器内科、消化器内科、甲状腺内科、腎臓内科、神経内科。
しかし、診断がつかない。
そうこうするうちに「播種性血管内凝固症候群」に。
かなりの重傷。

わかんない時はとりあえず自己免疫を調べて、骨髄まで見させてもらった。
しかし！！！
何にも悪くない。
大袈裟ではなく100種類くらいの検査をしたけど、すべて異常なし。

とりあえず命を助けなければならないので、治療開始。
みるみる良くなってしまいました。
めでたしめでたし。

診断としては、生活習慣が悪かっただけ。。。お体はどこも悪くない。
まっとうな暮らしをしましょう。じゃないと健康体でもすごく重症化して、
ご家族も大変です。医者も大変です。
患者さん、もう戻ってこないでね～。まっとうな生活してね～。

脱力

日直第二弾。
術後の腸管麻痺。肝性昏睡。この辺は問題ないし。
今日は楽かもって思ってたのですが。その後が問題。
脳出血と心筋梗塞がほぼ同時。
・・・とほほほほ。いやはやもうただおろおろしちゃいました。
脳みそボケボケです。看護士さんに叱咤激励されて、
何とかかんとか乗り切った次第です。いや～、ほんと百戦錬磨のスタッフは
超心強いです。数をこなして、慣れていくしかないのでしょうが、
慣れるまでは結構しんどいです。
勤務時間が終わって、今はただ放心脱力状態。。。

田舎独特？

田舎の病院だからだろうか？
住民が貧しいからだろうか？
高齢化社会だからだろうか？

入院患者さんを拝見していて一番の問題は、
「入院が必要で、入院していただいたけど、受け皿がなく退院できない！」
ということ。

最近困ったのが、98歳のおばあさんを72歳のお嬢さんが介護していて、
お嬢さんが疲れ切って、介護を放棄してしまった例。親族はほかに頼れる方もなく、
どうにもこうにも困りました。

アルコール性のご病気で入院したおばあさん。お酒がやめられず、
入退院を何度も繰り返していらっしゃる。。。
ご家族は自営業でお忙しいらしい。お見舞いにも来ないし、
ご自宅にお電話してもつながらない。
何かあったらどうするつもり？？？

80代のおじいさんと80代のおばあさんの二人暮らし。
身寄りのない方の一人暮らし。
ご家族がいらっしゃっても、遠く離れていて、めったにおいでにならない例。
50代くらいとお若くても、一人暮らしで、ご病気のためお仕事ができずお金に困っていらっしゃる方。
お金がないと、必要なお薬も買えない…。
一人暮らしで、ご自宅で倒れていてなかなか発見してもらえず
昏睡になって救急車で来院され、せっかく状態が良くなって、
退院したのにたった二日で具合が悪くなり、救急車で戻ってきてしまう患者さん。

治療で悩むことよりも、患者さんの背景・家庭環境で悩むことのほうが圧倒的に多い今日この頃です。