職場で問題を起こし続けていたJさん。9月1日から姿を見せません。
机もそのまま。試薬ビンや実験台もそのまま。
細胞培養のフラスコもそのままインキュベーターの中。
培養液もそっくり冷蔵庫の中。
何が起こったのかな?ラボマネージャーのMさん曰く
「ボスが、8月31日付けでJさんがやめるって言っていたけど、
前から何回もやめるやめるって言ってて、今までやめていなかったから、
今回もわからないよ。様子を見ましょう。」
今週になってもやはりJさんは仕事に来ない。
Mさんがボスに再度確認したら、Jさんはもう辞めたとのことらしい。
研究室に机がなく、ずっと他の研究室に居候していた私としては、
これは絶好のお引越しのチャンス!早速ボスに確認しに行きました。
どうやら本当にJさんは辞めたみたいです。私も今日中にお引越しを済ませちゃいました。
Jさんのカビだらけの引き出しを掃除するのはちょっと貧乏くじだったけど
2年4ヶ月にわたる居候生活から開放されるのはちょっとほっとしました。
と言うわけで案外あっけなくMJ対決には決着がつきました。
職場でまたまた恒例の全員通知のメールが回ってきました。
「研究室の中では英語で話しなさい。」
え?と思われる方もいらっしゃるでしょう。
何でアメリカで?英語で話してないの?と。
実は研究所と言うのは、純粋なアメリカ生まれ・アメリカ育ちの方は
巷よりずっと少ないのです。では誰がいるか?
答えは、、、中国人とインド人がマジョリティーなのです。
そして残りは日本はじめアジア諸国、ロシア、英語圏以外のヨーロッパから来た人、
南米や中東からの人もいます。さがせば何十カ国にもなると思います。
つまり、国際社会なんです。
で、研究室のトップの人は、どうしても同じくに出身の方を採用するという
傾向があります。なので、自然と研究室の公用語は英語じゃなくなっているのです。
私の働いている研究室もボスは中国人。全部で6人の小さな研究室ですが、
中国人4人、インド人一人、日本人一人。研究室で話される言葉は
中国語と英語です。日本人にとって中国語は、筆談なら結構いけるのですが、
話すとなると別問題です。頻出ご以外はちんぷんかんぷんです。
きっとこのような状況にストレスを感じている人も、特にアメリカ人には
たくさんいるんだろうと思います。で、先ほどのような通知に到達したのでしょう。
確かに、何を話しているかわからないと疎外感を感じます。
この頃は、中国語で会話が開始されると、
「何て言ってるの?」「○△ってどういう意味?」と聞く様にしています。
英語での会話に切り替わるとほっとします。
でもワタクシの上司、とっても英語が上手なのに、研究室では相変わらず
中国人とは中国語で話しています。う~ん。もともと一風変わった人だけど、
やっぱりメールでの通達くらいでは英語に切り替えたりしない。
なぜだろう?同僚に聞いたら、
「親近感を感じるのだと思う。」とのこと。う~ん。
科学者にはちょっとやっぱりちょっと風変わりな人が多い。
本人には言う勇気がまだないので、ここに書いてみよう。
「ボス!英語を話しなさい!」
Mさんはよき理解者で、知識が豊富で、とても温かい人柄の人です。
Jさんは自分勝手で、攻撃的で、仕事の知識に乏しい人です。
私もJさんとは仲良くしたくはありませんが、このMさんとJさん、犬猿の仲なのです。
ある朝共同実験室から研究室に戻るとなにやら険悪な雰囲気。
どうもまたJさんが何かやらかして、Mさんを刺激したようです。
もともと普段からの様子を知っているので、Mさんからの状況説明を聞いて納得した私。
仕事の続きのためにまた共同実験室に戻り、しばらくしてまた研究室に帰ってみると・・・
何と腹に据えかねたMさん、警察を呼んでしまっていました!
「身の危険を感じたから呼んだの。」と。
確かに研究室には毒薬・劇薬・発癌物質がたくさんあります。
アメリカではこのやり方が正しいのかもしれません。。。
自分の身はちゃんと自分で守らないと。
しかし、一緒に仕事するのなら出来れば円滑に働きたいものであります、が。
と言っても、一般人は会場には近寄れませんでしたが。
"Health Care Information Technology Benefits"
と言うのを議論するためだそうです。道が閉鎖され沢山のパトカーがやってきました。
ちょうどその時、会議の会場のお向かいのわれわれのビルディングでは、火災報知器が鳴り
右往左往の大騒ぎとなりました。パトカーのみならず、消防車も出動です。
カメラを持っていないことを後悔したかいけママ...。
しかし、非難途中で業者さんの展示会があり、食事も出ることを知って
大統領も火災報知器(誤報)も忘れ、ターキーサンドイッチと
チョコレートケーキをほおばっていたかいけママでした。腹が減っては軍は出来ぬ。
いえいえ、衣食足りて礼節を知る。です。
ニュースによると会議は無事終わったようです。
そういえばわれわれの職場では共和党支持が明らからしいです。
しかし、選挙当日は「私はケリーに投票した」ステッカーを貼って
堂々と歩いている人がいました。これもアメリカならでは?
2005.1.28
| 11 | 2025/12 | 01 |
| S | M | T | W | T | F | S |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |
| 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 |
| 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 |
| 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 |
| 28 | 29 | 30 | 31 |
いつの間にやらかいけは大学生。
全く手がかからなくなり、趣味に邁進中。
ヨガと体作りにすっかりはまりました~
日々マイペースに楽しんでいます♪
