バムとケロのもりのこや

 

久しぶりの新作です。
賑やか～楽し～
かいけはすっかりはまっちゃって、全作を出してきてもう一度読み直し。
島田ゆかさんのサイトの掲示板にまで何か書いていた模様。
何度読んでも発見があるし、かわいくてたまりません。
孫（？！）にも読ませたい絵本です！

outlander

はぁ。時間かかった～
単語が分かりにくくて、慣れるまでかなりかかりました。

How d'ye know?
Oh, aye.
They didna find it out...
What's amiss wi' ye?
Ye should ha' seen it.
Would ye mind verra much?

話し手のaccentを表しているのかしら？
とにかく最初は苦労しました。だんだんわかってきてからは、
頭の中で翻訳して読めましたが…

単語の選び方も難しく、何度か辞書を引かなくてはならなかったため、
ずいぶん時間がかかりました。この世界にはまれば読みやすくなるんでしょうが。

さて、肝心のお話は、なかなかです
ヒロインの選択が、自分の心の声に正直で、潔くて、まっすぐで、
あり得ない話なのに、納得させてしまう・・・。人物描写がすごいです。
ヒーローもとっても純朴でナイーブで誠実で強くてチャーミングです。
思わず二人を応援したくなる

一番印象に残ったのは、、、
タイムトラベルものでは常に、過去の時間で何かアクションすると、
後世の歴史を変えてしまう可能性が問題になります。
だから主人公は、その時代にそぐわない行動をすることに逡巡や罪悪感を感じると。
この物語の中では、主人公は神父さんに真実の告白を行いますが、
神父さんはヒロインに
「誰もがみな未来を変える可能性がある」
という内容の言葉をかけます。存在を受け入れてるって言う意味もあると思いますが、
これってなんかドキッとします。自分に置き換えて、毎日一生懸命生きなきゃな～と。

続きはまた時間がかかるといけないので、他の積んであるを
片づけてからにしようっと。

ネシャン・サーガ

本が好き。その中でも特にファンタジーが好き。
現実世界から逃避できるから？

この本の中では
「時空を超えて、仮想空間の国で、
現実には存在しないであろう登場人物が出てきて、
沢山の困難と出会いがあり、旅を通して主人公が成長する」
という押さえてほしいところがびしっと押さえられています。

このラルフ・イーザウさんという方は、とても博識だなぁと思います。
いろんな国のいろんな思想を柔軟に取り入れて、終始一貫した姿勢には
読んでいてとても気持ちの良いものがあります。
翻訳を手掛けてくれているのも、いつも同じ方で、安心して読めます。
ドイツ語がスラスラ読めるなんてほんと尊敬です。
さすがにドイツ語は…(大学の時、ドイツ語の単位を落としたことのある私。)

冬休み、本がたくさん読めるといいな。

氷の華

本屋さんで平積みになっていたので、図書館に予約しました。
・・・失敗しました。残念。主人公が魅力的な人物ではないし、
先が読めすぎるし、心理描写も味気ない。。。
風景描写も言葉が先行して、雰囲気が物足りない。
何となく理論的な方で、いろいろ考えて書かれたのかなと。。。
ちょっと肩が凝ってしまいます。
もう一冊同時に借りたのですが、申し訳ないけれど読まずに返しました。。。

あ、でも、この作者さんがこの作品を書こうと思い立ち、書き上げた意志、
精神力。素晴らしいと思います。勇気をもらえます。

余談ですが、節子さんというお名前には敏感な私です。
なぜなら、こちらの節子さんがだいぶ前から好きだから。
この作品は私の節子さんデビューなんですが、
以来この方の作品を見かけるとつい購入してしまいます。
篠田節子さん。濃厚なお味で病みつきです。

マキリ

図書館で借りました。作者が山形の方なので、興味がありました。

う～む。「業」、を感じました。
女の業。
作者の方は、書いている時に「怒り」を感じていたとのことですが、それもひしひしと伝わりました。
結局いろいろなものにつながれて、自由には羽ばたけませんものね。
でも、その中でも、あきらめずに最大限頑張りたいと思っている自分です。

おどろおどろしい身体描写に、自分の経験が重なり、どうしても想像が膨らみ、
途中で「止めたい、吐きそう」、と思いながら結局読んじゃいました。
そして、作者の怒りに直面して、何とも胃にずっしり来ました。
口直しが欲しいです。。。

セブンスタワー

本を読んでいる場合じゃないのですが、
本を読まないと眠れない。
言い訳していますが、中毒なんです～

児童文学。ファンタジーもの。
私の一番好きなジャンルかもしれない。
作家っていいなぁ。自分で世界を作り出せるんだもの。
どんな生き物も、どんな世界も。不可能なことはない。
自分にも物語が紡げたらなぁ。
作家ってすごい。

現実から離れて、ファンタジーの世界を旅してきました。
児童文学は、成長物語であるのも気持ちいいですね。
でも、同じ作者では、大人にとっては、古王国記の方が面白かったです。

ジョーカーゲーム

これも図書館で予約した本。
テーマはちょっと苦手なんだけど、書評で誉めていたので。

渋い。
しかも、憎いくらい良く練られています。
うまいなぁ。ひたすら感心しながら読みました。

ルームメイト

新聞の書評で見て、図書館に頼んでおいた本。
やっと来ました。

う～ん。プロたる気概を感じますよ。
作家さんの気合いを感じて、一気読みしちゃいました。
でも、ちょっとやりすぎ？無理がありすぎかな～。

本を読んでる場合じゃないのですが・・・

図書館に以前頼んでいた本が来てしまいました。
かりに行かないとまた予約し直しだし、と思い借りてきました。
そしたら読まないわけにいかないのが人情です。
・・・って現実逃避して本を読んだことの言い訳をしてみる。

大人の童話のような現実感のなさ。
なんだか懐かしいような雰囲気です。
短いお話であっという間に読めてしまうのだけど、
ささっと読み終わってしまうのがなんだかもったいない感じ。

この作者、相変わらず、本を置けなくなってしまいます。
違う意味で現実感のない主人公ですが…。
人はこんなには強くないと思うし、こんなには寛容でないと思う。
でも、そうなのかなと思わせてくれるところが好き。

さ、本はこのくらいにしておかないと。

激流

図書館で借りた本。
柴田よしきさんは一時期読み漁った作家さん。
いろいろ読んだけど、RIKOが一番好き。
あれだけガツンときた作品はないと思う。
主人公のRIKOさんに惚れてしまいます。

この作品は、途中までは「？」がいっぱいあって楽しめたんだけど、
う～ん。最後が生臭い。黒幕さんが行けてない。。。
そうであってほしくない、という結末にたどりついてしまう。
でも、自分の学生時代に思いを馳せてみました。
う～ん。ほとんど何にも覚えていない。なんてこった。何してたんだ自分。。。