熱かった

かいけママin東北新幹線です。
今日は、東京である種のシンポジウムに
参加したんだけど、めちゃめちゃ
熱かった。
プロジェクトの総括の先生のお話では、
とてもピュアな精神が伝わってきた。この熱意を長年保ち続けるのは、本当すごいと思う。

自分自身を振り返ると、医師になりたての頃の、
熱くてピュアな志し、だんだんと
置いてきてしまったかなと思った。
だからと言ってすっかり戻る事は
難しいけど、使命感をもってがんばろ～と思いました。

お仕事の打ち合わせも出来て、
色々な分野の人と出会えて、
面白い話も聞けて、有意義でした。

でも正直ちと疲れたf^_^;)
この週末はまだまだ忙しい～



正門で写真を撮ってみたけど、案外絵柄的には地味だった。
赤門は、高校生と思われる集団が交代で写真を撮っていた。
やはり赤門の方が絵になるのか…。
次回は赤門で撮ろう。（すっかりおのぼりさん）

明日は東京です

お話がトントントントン進んで、
明日は東京出張です。
ドキドキワクワクです。
初めて会う偉い先生たち～
良いお話の方向に進むといいな。

喜ぶべきか・・・

上司とセミナーの打ち合わせ（と少なくとも私は思っていた）していたら、

上司「相談しているんじゃないから、あなたがテーマを決めて、
　　　内容を考えて、提案して、できたら見せて。」

え？私が?全部決めちゃっていいの？
だって、これって医局全体に関わるイベントだよ?
本当にいいの？

上司「人を待たせているから。忙しいから。じゃっ。」
　　　捕まえるまもなく去ってしまった。

うむ。仕方ない、書くか。
でも、何となく置いてけぼりにあってしまったようで、淋しい。
責任重大だよ～。いいのかなぁ・・・

でもやらないと。書く。ひたすら書く。

だんだん楽しくなってきた。夢も希望も盛り込んじゃえ！
上司の放任も悪くないかも。
え～い、後先考えず送信

送ったあとからちょっとドキドキしている私です。
だめ出し怖いよ～

ちょっといい話

今日製薬会社さんにちょっといい話を聞いた。
お薬はベンダムスチン。日本では低悪性度リンパ腫に適応が通っている。
聞くところによると、開発されて何と６０年たっているそう。
しかし、脚光を浴びてきたのはここ１０年。
いったいなぜ?

それは、旧東ドイツで開発されたお薬で、
ベルリンの壁ができたときに封印されてしまったらしい。
そして崩壊した後に偉い先生がリツキシマブという分子標的治療薬と
相性の良いお薬を探してきて日の目を見ることができたのですって。

偉い先生の情熱が、政治とか歴史とかを越えて、
今まで標準治療のなかった疾患に希望をもたらしたわけです。
聞きながら鳥肌が立ちました。
熱意のある医学者さん。めちゃかっこいいっす。

胸がいっぱい

今日は新しくお仕事のパートナーとなっていただいたコーディネーターさんと一緒に、
石巻方面で病院とクリニックにあわせて3機関訪問させていただいた。

本当にお忙しいのに、皆さん貴重な時間を割いてそれぞれのお話を

聞かせて下さった。皆さんのご苦労とご尽力には本当に頭が下がる。



実は私の医師人生出発点は石巻赤十字病院。

ゼロから自分にいろいろなことを教えてくれた恩師とも無事再会を果たせ胸がいっぱい。



自分たちにいったい何ができるだろうか。無い知恵を振り絞って考える。

現状と、これからできる事とをとにかく考えて、声を大にして発信して行かなくては。



それにしても、運転と緊張でさすがに消耗した。

さて、今日はそろそろ帰宅しよう。ウサギで癒されよ～っと。

自分だったら・・・

在宅で中心静脈栄養（点滴で栄養をとる）を始めることになった患者さん。



仙台市内だと特殊なポンプを使うことができる。

看護師さんは、いつものつもりで、ポンプの使い方の指導をしてくれた。



さて、往診してくれる先生、訪問看護師さん、訪問薬剤師さんが

遠路はるばるそろって病院に退院調整会議に来てくれた。ありがたい。

実は以前勤めていた病院でもよくお願いしていた先生で、

とっても素敵な方。診療も熱心で患者さん思い。良い先生がいて下さって良かった。



しかし、在宅チームと会ってみて初めて分かったことがあった。

患者さんは仙台市から遠く離れた地域の方で、

その地域では、特殊なポンプが一台もないそうだ。

今回お願いした先生も、そのポンプは持っていないとのこと。

ま、でも、技術を駆使してぴったりの時間で点滴を入れてくれるそうだ。

本当は有料の点滴スタンドも、患者さんの負担を減らすため無料で貸してくれるらしい。



さて、皆さんで御対面。在宅チームが名刺を渡して御あいさつ。

ところがところが、ポンプが使えないと聞いた患者さんの息子さん、いきなり

「ポンプがないなんて話にならない!」

と怒鳴り、名詞を投げ捨て、ドアを音高く開けてドアの近くの人にぶつけ、

退室してしまった。。。



患者さん、結局は在宅チームの援助は一切受けないことに決め、

遠路はるばる、どこにでもある点滴を受け取るために我々の病院に通うそうだ。

何かトラブルがあった際は、遠くからわざわざ我々のところまでやってくるそうだ。



（機械一台）＜（往診医＋訪問看護師＋訪問薬剤師；信頼のおける訪問診療チーム）



うむ。自分だったらどちらを選ぶ？
あ、不等号に心の声が出てしまった。

新しいプロジェクト

今日から新しいプロジェクトが始動。
年度内という短期間にかなりの仕事をすることになっている。
たくさんのスタッフに協力してもらうこととなった。
さて、どうなることやら。

皆さんよろしくお願いいたします！

淋しいなぁ

患者さんにはできるだけ誠実に、丁寧に、優しく、と思っている。

今日はある患者さんに採血結果をお見せし、必要と判断して輸血を提案した。

「上司には相談したのか?」

「上司に相談しないのはおかしい」

「何かあったら、だれが責任をとるんだ」

と言われ、輸血の同意書を拒否された。



別に輸血を拒否するのは、信条で嫌だという人もいるので、そうですかと思う。

化学合成できない貴重なお薬、必要な人はいくらでもいる。

それに被災地では献血の余裕がなく、県外から取り寄せたりしていると聞いている。

嫌な人に無理やり使う必要は全くない。貴重なだけでなく、とても高額な薬だし。



でもね、なんで上司に相談するのよ?

貧血が進んでて、このままだと心臓に負担が出るって説明してるのに。

必要のないものなら、輸血なんて提案しない。

できるなら輸血は必要最小限にできればそれに越したことはない。



ところが、だ。なぜ上司?仕方ないので、

「私が責任取ります。自分が病棟の責任者です。

出張先の主治医にも連絡済みで、主治医からも任せられています。」

とお答えした。うむ。これ以上誰に相談するの?雲の上の病院長？



後で看護師さんに、

「自分の妻は〇〇病院の院長の親戚だ。」

と言ってきたそうです。う～ん。そうなんだ。

そうなんだったら、最初から〇〇病院に入院された方が、

気持ちよく入院生活を送れるのではないのでしょうか?



患者さんは皆特別です。大切な人たちです。

でもそれは、偉い人と知り合いだからじゃなくて、

皆さんが病気に苦しんでおられて、私たちが病気の治療を専門にしていて、

病気を癒す知識と経験を持っていて、
その力を役立てる事を使命だと感じているからなんです。



苦しくて辛いのはわかりますが、何とも淋しく感じた出来事でした。

講演会の夜、その後

講演会の後、今回新しく出会った
仲間と言うか同士と言うか、
これからの仕事の予期パートナーとなりそうな
可愛らしいしっかり者のSさんとお夕飯♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪


岩ガキ、秋刀魚のサラダ、アサリのパスタ、
食べるのと、おしゃべりに花が咲いて、
写真を取るのを忘れました。
デザートでやっと思い出しました。

花イチジクとキャラメルアイス、

ドライトマトのケーキ。
お腹いっぱい。ごちそうさまp(^_^)q
そして、お仕事頑張りましょうね～

講演会の夜

宮城県の復興事業に関して、
医療の分野のデータベースの専門家の
先生の講演会が有りました。

ハードルはたくさんあるけど、
熱いハートの方達に出会えました。

後は、政治が復興を本気で支えてくれるか、
これからの日本の医療を本気で考えてるかが問われてると思う。
この分野には、長期を見据えて、
しっかりとした支援が必要だと思う。

病院、カルテ、皆流されて、
ゼロからの出発に迫られてしまってる
そんな現実。取り戻せない情報が
どんなに貴重か…。次に同じ事で
困る事があってはならない。